
10月2日(水)うずしお会館にて例会が行われました。
ゲストの住友武様(南海歌人の会、与謝野晶子倶楽部(堺市)会員)より
与謝野晶子の鳴門紀行と題して講演をいただきました。
与謝野鉄幹・晶子ご夫妻の四国遍路旅の様子を資料を用いて
情感たっぷりにお話しいただきました。
徳島では、第一歩を記した小松島港を皮切りに、徳島、鳴門と
旅する中で、晶子氏は53首、鉄幹氏は65首の作歌をされました。
なお、2010年10月17日に小松島港に建立された歌碑よりお二人の歌を紹介します。
昭和6年10月26日
鉄幹・晶子生涯一度の阿波路の旅
旧小松島港に降り立つ
阿波行きの船待つ人に時雨しぬ
兵庫のみなと夜の十二時 (鉄幹)
船室にわが身を起こしすでに踏む
阿波の港の朝じめりかな (晶子)
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